採用担当者にとって
時間と労力をかけても内定辞退が多いと頭を抱えます。
では、なぜ内定辞退をするのか?
転職サイト「エン」の「人事のミカタ」で掲載された「辞退の心理2016」では
「辞退理由」をランキング化しています。
では見ていきましょう。
まずは面接前の「辞退理由」
1位 応募後に再考し、希望と異なると判断した 41%
1位 希望に反するスカウトメールだった 41%
3位 ネット上でよくない評判や噂を聞いた 31%
4位 他社での選考が通過した・内定が決まった 20%
5位 就業中で面接日程の都合がつかなかった 16%
6位 面接前に質問したところ希望と異なっていた 12%
7位 面接前に質問したところ求人情報と齟齬があった 10%
8位 在職中の会社から引き止めにあった 4%
9位 その他 12%
求職者の志望動機が低い段階で、きちんと情報開示し
求職者を評価している理由を伝える事で、他社との差別化ができますね。
そして面接後の「辞退理由」
1位 面接後詳しく知った仕事内容が希望と合わなかった 47%
2位 面接後詳しく知った勤務地・給与などの条件が希望と合わなかった 42%
3位 面接での説明と求人情報に齟齬があった 34%
3位 社内の雰囲気がよくないと感じた 34%
3位 面接官の行動や態度が悪かった 34%
6位 他社での選考が通過した・内定が決まった 26%
7位 その他 8%
8位 在職中の会社から引き止めにあった 4%
面接後に求人情報との食い違いが発覚する事はよくあるそうです。
それに情報量が不足している、
もしくは誤解される求人原稿を開示している可能性があります。
最後に内定後の「辞退理由」
1位 勤務地・給与などの折り合いがつかなかった 46%
2位 他社での選考が通過した・内定が決まった
3位 社風が自分に合わないと判断した 31%
4位 求人情報や面接時の条件と齟齬があった 30%
5位 最終選考の面接官の行動や態度が悪かった 18%
6位 入社日の調整がつかなかった 10%
7位 その他 7%
8位 在職中の会社から引き止めにあった 6%
約半数の内定者が勤務条件の折り合いがつかず、
辞退に至っているということになります。
それに、すべての辞退理由に
「他社での選考が通過した・内定が決まった」求職者が20%以上います。
つまり優秀な人材ほど、他社から内定を取得している可能性は高いのです。
内定辞退の理由の多くには企業側と求職者のミスマッチが存在しています。
ミスマッチを防ぐためには企業側のしっかりした情報開示が必要です。
しかし企業の膨大な情報を文字と写真だけで伝えるのは難しいでしょう。
そこで動画を取り入れることにより
今までよりも多くの会社の情報や魅力を
求職者に伝えることができるのではないでしょうか。


1981年8月4日生まれ。京都府京都市出身。映像エディター。実際の採用動画制作の中で身に付けた知識やアイデアをリクルージンで発信しています。著書:プロが教える! Premiere Pro デジタル映像編集講座
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